虫垂炎(盲腸)を診断するための検査とは?
虫垂炎(盲腸)を診断するためには、腹部の触診を行い、圧痛の部位や痛みの程度などを診ます。
血液検査で白血球数、CRPを測定し、炎症の程度を確認します。
造影CT検査(感度95%、特異度96%)で、腫大した虫垂を確認することで、虫垂炎と診断します。
糞石(便の固まり)による閉塞が原因の時は、糞石がCT検査で確認できることもあります。
腹部超音波検査やMRI検査を行うこともあります。
虫垂炎(盲腸)以外にどんな病気の可能性がありますか?
虫垂炎と同じような症状の病気はたくさんありますので、正確に診断することが重要です。
虫垂炎と鑑別が必要な病気としては、虫垂腫瘍(癌、カルチノイド、粘液性腫瘍など)の可能性が約1%あります。
また、腸炎、大腸憩室炎、メッケル憩室炎、炎症性腸疾患、腸管穿孔、大腸がん、尿管結石、産婦人科疾患など様々な病気の可能性があります。

2023.01.01
虫垂炎の日帰り手術
虫垂炎(盲腸)の腹腔鏡手術を日帰りで! 虫垂炎の手術を日本で受ける場合、3-7日入院するのが一般的で、入院期間は平均5.5日です。 しかし、患者さんのニーズや医療の効率化から、日帰り手術の有用性が注目されつつあります。 日帰り手術なら日常生活を続けたまま手術が受けられます。虫垂炎と診断...