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ケアリーヴ治す力で傷を早くきれいに治す|外科医が教える湿潤療法

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ケアリーヴ治す力を使って、どのように傷を治せますか?


院長松下

外傷の治療では傷を覆うだけでなく、治癒を促進し、痛みや傷跡を最小限にすることが大切です。創傷被覆材(ケアリーヴ治す力)の正しい使い方を、外科医が分かりやすく解説します。

「ケアリーヴ治す力」とは何か?

ケアリーヴ治す力は、傷の治癒を促進する目的で設計された治療用絆創膏です。
一般的な普通の絆創膏と最も異なる点は、ハイドロコロイド素材を使った「モイストパッド」 を採用していることです。

モイストパッドの役割

・傷口から出る透明な体液(浸出液)を吸収・保持
・適度な 湿潤環境 を維持
・かさぶたをつくらず皮膚の再生をスムーズにする

傷は乾かすよりも、適度な潤いを保った環境のほうが皮膚の細胞がスムーズに働きやすくなり、自然な回復が進みやすいと考えられています。
この考え方に基づく治療法を、湿潤療法(モイストヒーリング)といいます。

» ケアリーヴ 治す力(公式ページ)

湿潤療法のメリット

従来は傷を乾かしてかさぶたを形成し、それが治癒の証拠とされてきました。

しかし、湿潤療法には、傷を乾燥させる方法と比べて、次のような利点があります。
・治癒が早くなる
・痛みが少ない
・瘢痕(傷跡)が残りにくい
・絆創膏を剥がす痛みが軽減される

このように、湿潤環境を保つことで生体の自然治癒力を最大限に引き出せます

ケアリーヴ治す力の特徴と仕組み

ケアリーヴ治す力の主な特徴は次の通りです。
・ハイドロコロイド素材のモイストパッドで潤った環境を作る
・かさぶたをつくらない治癒環境
・痛みを軽減し皮膚再生を助ける

「かさぶたは必要ない」というと驚かれるかもしれませんが、乾燥させることが傷を治すのではありません。
細胞が適切に再生する環境を保つことが治癒には重要です。

ケアリーヴ治す力「防水タイプ」

ケアリーヴ治す力には、通常タイプに加えて防水タイプも用意されています。

ケアリーヴ治す力防水タイプは、ハイドロコロイドパッドによる湿潤環境を維持するという基本構造はそのままに、外側のフィルムをより水に強い仕様にした製品です。

通常タイプと防水タイプの違い

通常タイプ
日常生活での軽い水濡れ程度であれば対応可能。
通気性と肌へのやさしさを重視した設計。

防水タイプ
水仕事や入浴時など、水に触れる機会が多い場面でもはがれにくい構造。
指先や手など、日常的に濡れやすい部位に適しています。
透明フィルムなので目立たないことも利点です。

大切なのは「湿潤環境を保つこと」と「はがれず清潔に維持できること」のバランスです。
生活スタイルや傷の部位に応じて選択することが、きれいに治すためのポイントになります。

ケアリーヴ治す力を使った正しい治療手順

ケアリーヴ治す力を用いた創傷ケアの手順です。

1. 傷の洗浄
傷はまず水道水で十分に洗い、異物や汚れを除去します(消毒薬は必要なく、かえって治癒を遅らせます)。
洗浄後は軽く拭いて、出血があれば圧迫して止血します。

2. ケアリーヴ治す力を貼付
傷の大きさよりも大きいモイストパッドを傷口に貼ります。
テープを伸ばしすぎると周辺の皮膚に不必要な力がかかるため、伸ばさずに貼ることが大切です。

3. 定期的な観察と交換
一度貼ったら2〜3日に1回ははがして傷口を観察し、感染徴候(発赤・腫れ・疼痛増強・膿の排出など)がないか確認します。
感染症が疑われる場合は使用を止めて、医療機関に受診します。

4. 張り替えのタイミング
パッド部が白く膨らみ浸出液を吸収しきったら、新しいものに交換します。
これは傷が順調に治癒しているサインであり、交換の目安です。

湿潤療法は「自然治癒力を最大化」する

湿潤療法は単なる治療法ではなく、人体が本来持つ治癒力を最大限に引き出す治療環境づくりです。
乾燥させてかさぶたを作るのではなく、細胞が潤ったまま再生する環境を保つことで、痛みも瘢痕も少ない治癒が可能になります。

ケアリーヴ治す力は、その理想を実現するための創傷被覆材の一つです。

よくある質問(FAQ)

Q:出血している場合は?
A:出血がある場合は、まずガーゼ等で圧迫止血し、出血が落ち着いてから使用します。

Q:白くふくらんできましたが、大丈夫でしょうか?
A:ハイドロコロイド素材は、傷から出る浸出液を吸収すると白く膨らみます。これは傷が治る過程でみられる正常な変化です。ただし、強い痛み・赤みの拡大・膿のような濁った液体・悪臭などがある場合は感染の可能性があるため、使用を中止して病院に受診してください。

Q:どのくらいの頻度で貼り替えればよいですか?
通常は2〜3日に1回を目安に交換します。ただし、パッドが大きく膨らんだ場合や端がはがれた場合は早めに交換してください。貼りっぱなしにせず、定期的に傷の状態を観察することが重要です。

※このページでは創傷(そうしょう)のことを、日常語として使われる傷(きず)と記載しました。医学用語としての創(開放性損傷)と傷(非開放性損傷)は区別されていますが、わかりやすくするために、不正確な用語を使用している部分があります。

当院は鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術を専門とする外科クリニックです。本ページは一般的な医療情報の提供を目的としています。当院では傷の診療を行っていませんので、お近くの医療機関でご相談ください。

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院長 松下公治

この記事は埼玉外科クリニック院長松下が執筆。腹腔鏡による鼠径ヘルニアの日帰り手術を専門に研究。外科専門医、消化器外科専門医・指導医、内視鏡外科技術認定医(ヘルニア)。

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