腹腔鏡による鼠径ヘルニアの日帰り手術クリニック

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鼠径ヘルニア(脱腸)とは?

鼠径ヘルニア(脱腸)とは、鼠径部(足のつけ根)の腹壁(お腹の壁)が裂けて穴があき、そこから腸がぽっこり出てしまう病気で、俗に脱腸と言います。

鼠径ヘルニア(脱腸)の症状

鼠径ヘルニアの症状は、立つと鼠径部(足のつけ根)から腸管が出て膨らんで軟らかいしこりとなり、横になると戻ります。
症状は違和感ぐらいのことが多いですが、痛みを感じることもあります。

鼠径ヘルニア(脱腸)を放置すると?

鼠径ヘルニアを放置すると、症状が悪化することや、腸が嵌頓(かんとん)することがあるので注意が必要です。

女性の鼠径ヘルニア(脱腸)

女性の鼠径ヘルニアでは、大腿ヘルニアヌック管水腫、子宮内膜症などと関連することもあります。

鼠径ヘルニア(脱腸)は何科に受診しますか?

鼠径ヘルニアは外科や消化器外科に受診してください。
近くの病院にヘルニア外来があれば最適です。

鼠径ヘルニア(脱腸)の治療方法

鼠径ヘルニアの治療方法は、手術が唯一の方法です。
当院では全身麻酔下に腹腔鏡手術(TAPP法)を行っています。
実際の手術動画はこちら(YouTube)

鼠径ヘルニア(脱腸)の手術費用

当院では、保険診療で腹腔鏡による日帰り手術を行っています。
手術費用は3割負担で約10〜11万円ですが、高額療養費制度を使うことで自己負担を減らすことができます。

鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術

ほとんどの鼠径ヘルニアは、日帰り手術で治すことができます。

しかし、鼠径ヘルニアの治療は、日本では93.1%が入院手術(日帰り手術はたったの6.9%)で、入院期間は平均4.5日です。
一方、欧米各国では既に日帰り手術が普及していて、20~92%は日帰り手術です。
都内では日帰り手術が18.3%まで増えてきましたが、他の地域ではまだまだ普及しているとは言えない状況です。

当院の日帰り手術の様子をマンガで公開!
マンガ、鼠径ヘルニア、日帰り手術、埼玉、さいたま、大宮

これまでの日帰り手術の研究成果をまとめ、本邦初となる「TAPP法による鼠径ヘルニアの日帰り手術」の医学論文を発表しました。

鼠径ヘルニア(脱腸)手術後の注意点は?

手術翌日から日常生活の制限はありませんが、実際に日常生活に戻るまで、約2〜3日程度かかることが多いです。
ヘルニア再発合併症を防ぐために、腹圧がかかる力仕事や、激しい運動は手術後1週間控えることを勧めています。

当院の鼠径ヘルニア(脱腸)手術(TAPP法)のこだわり

内視鏡外科技術認定医(ヘルニア)である院長松下が執刀します。

鼠径ヘルニアの手術方法は、TAPP法という腹腔鏡手術を行っています。
TAPP法は、鼠径ヘルニアの診断能に優れ、鼠径ヘルニアの多彩な病態に対応できる手術方法で、傷が小さいので、患者さんにとって術後の辛さが少ないのが特徴です。
より質の高い手術を目指して、身体的にも社会的にも負担が少ない低侵襲手術を追究し、日々改良を重ねています。

当院の鼠径ヘルニア手術の特徴

  • 豊富な経験を元に、的確に診断します。
  • 腹腔鏡の3か所の穴を各々5mmと最小限にし、術後の痛みを軽減しています。
  • 局所麻酔薬を使って神経ブロックを行い、術後の痛みを軽減しています。
  • 固定具(タッカー)が不要で固定がズレにくいプログリップメッシュを使用しています。
  • メッシュの固定にタッカーを使用しないことで、術後の痛みを軽減しています。
  • 15cm×10cmの大きなメッシュを体型に合わせてトリミングして敷くことで、しっかりと補強し、再発を減らしています。
  • 層を意識した剥離を行い、正常組織の損傷を減らし、出血はほとんどありません(抗血栓薬は中止していません)。
  • 麻酔による侵襲を軽減するため、使用する薬剤を工夫し、不要な管(尿道の管や気管チューブなど)は留置していません。
  • 日帰り手術を行うことで、社会的負担を軽減し、医療の効率化を図っています。
  • 身体への負担を減らすことで、早期社会復帰を目指しています。
  • 腹腔鏡手術が適さないケースでは、鼠径部切開法(リヒテンシュタイン法)を行い、個々の病状に最適な手術を提案します。
  • 日帰り手術が適さない場合は、患者さんの利益を最優先し、入院できる病院に紹介します。

鼠径ヘルニア(脱腸)のガイドライン

鼠径ヘルニアの日帰り手術は、日本のガイドライン鼠径部ヘルニア診療ガイドライン2015」(フリー)で推奨されています。

日帰り手術は、腹腔鏡手術、リヒテンシュタイン法、プラグ法、クーゲル法、ダイレクトクーゲル法、組織縫合法が適応となる。

鼠径ヘルニアの日帰り手術は、国際的なガイドラインInternational guidelines for groin hernia management 2018」(フリー、英語)で推奨されています。

適切なアフターケアがあれば、ほとんどの鼠径ヘルニア患者に日帰り手術は推奨される。通常の鼠径ヘルニアであれば、全ての腹腔鏡手術に対して日帰り手術を提案する。

鼠径ヘルニア(脱腸)のよくある質問

鼠径ヘルニアかどうかはっきりしません。どうしたらいいでしょうか?

鼠径部の症状やその原因となる病気は様々です。典型的な鼠径ヘルニアの症状であれば自己診断も可能ですが、難しいことも多いので、鼠径ヘルニアが疑わしいと感じた時は、遠慮なく受診してご相談ください。

鼠径ヘルニアは症状が軽ければ、放っておいても大丈夫ですか?

鼠径ヘルニアは放っておくと、症状が悪化するリスクと、腸が嵌頓(かんとん)するリスクがあります。腸が嵌頓していなければ緊急性はありませんが、自然には治りませんので、早めに治療することをお勧めします。

鼠径ヘルニアと診断されましたが、まだ症状が軽いので様子をみましょうと言われました。大丈夫でしょうか?

鼠径ヘルニアは嵌頓さえしなければ、緊急性はありません。しかし、自然に治ることはなく、徐々に悪化していきます。悪化してしまう前に、専門医に受診して相談することをお勧めします。

鼠径ヘルニアが自然に治ることはありますか?

成人の鼠径ヘルニアが自然に治ることはありません。手術で穴を塞ぐことが唯一の治療方法です。

鼠径ヘルニアは手術以外の方法で治せますか?

鼠径ヘルニアの治療法は手術のみで、それ以外の方法はありません。

手術当日の時間の流れは?手術はどのくらい時間がかかりますか?

手術が1番目の場合は、朝9時に来院し、9時半に手術室に入ります。手術は50分程度で、11時頃には手術室を出て、13時頃には帰れる予定です。来院してから帰宅まで約4時間が目安です。

ヘルニアベルトで治すことはできますか?

ヘルニアベルト(バンド)は、医学的には有効性が証明されておらず、治すことはできません。民間療法の一つで、医療現場では使われていません。患部を圧迫することで、内臓に悪影響を及ぼす可能性があるので、お勧めしません。

鼠径ヘルニアの手術後に運動制限はありますか?

日常生活の範囲で行う動作は、手術翌日から制限はありません。激しい運動、強い腹圧がかかる運動は、再発予防のため、1週間控えることをお勧めしています。

その他のよくある質問

鼠径ヘルニア(脱腸)の治療は当院に相談を!

大宮駅から徒歩3分にある埼玉外科クリニックでは、腹腔鏡による鼠径ヘルニアの日帰り手術を行っています。
当院は最難関の内視鏡外科技術認定医(ヘルニア)の資格を持ったヘルニア外科医による腹腔鏡手術が受けられる、日本でも数少ない外科クリニックです。
ヘルニア外科医の院長松下が、責任持って手術を行います。
鼠径ヘルニア(脱腸)でお悩みの方は、まずは当院のヘルニア外来に受診してご相談ください。
 
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