TAPP法による鼠径ヘルニアの日帰り手術の論文【本邦初】
TAPP法による鼠径ヘルニアの日帰り手術をまとめた本邦初の論文として、1,408例の治療成績を報告したものが、日本臨床外科学会雑誌に掲載されました。
我々の報告では、平均手術時間74.6分で、平均術後在院時間は66.4分、日帰り手術を完遂できたのは99.8%でした。
TAPP法による日帰り手術のノウハウや、術式による日帰り鼠径ヘルニア手術の比較についてもまとめました。
・松下公治,大橋直樹他:腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(TAPP法)による日帰り手術の短期成績、日本臨床外科学会雑誌 2020;81:1703-1709 ⇒ 論文PDF(全文)
この論文は、日本臨床外科学会の2020年優秀論文賞を受賞しました。

2023.01.01
鼠径ヘルニアの日帰り手術
鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術 日帰り手術とは、手術したその日に帰宅できる手術のことです。 日常生活を続けたまま手術を受けられることが大きなメリットで、費用対効果に優れていることもあり欧米では既に一般的です。鼠径(そけい)ヘルニアの治療は、日本では93.8%が入院手術(日帰り手術はたっ...