
鼠径ヘルニア(脱腸)手術前に注意することは何ですか?

鼠径ヘルニア手術前は、ヘルニア嵌頓・禁煙・感染予防・当日の身体準備などに注意が必要です。ヘルニア外科医が手術前の注意点を詳しく解説します。
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鼠径ヘルニア(脱腸)手術前に注意することは?
手術が決まってから手術日までの間によくある心配のひとつが、ヘルニア嵌頓のリスクです。
特に手術までの期間が長い場合、その間にヘルニア嵌頓(脱出した臓器が元に戻らなくなる状態)が起こり、緊急手術が必要になるリスクがあります。
もし強い痛みや嘔気を伴って脱出部が戻らなくなった場合は、すぐに救急病院を受診してください。
嵌頓リスクは1年間で約1%とされており、それほど高い頻度ではありません。
ただし、早めに手術を受けることが予防につながります。
嵌頓リスクに加えて、禁煙・感染予防・当日の身体準備が手術の安全性を高めるうえで重要です。
それぞれ詳しく解説します。
鼠径ヘルニア(脱腸)は自然に治りますか? 鼠径ヘルニア(脱腸)は、腹壁の弱い部分から腹腔内の組織(腸や脂肪など)が飛び出す病気です。 俗に「脱腸」と呼ばれるこの病気は、進行すると日常生活に支障をきたすことが少なくありません。成人の場合、鼠径ヘルニアが自然に治ることはありません。 ...
鼠径ヘルニア(脱腸)手術前に禁煙は必要ですか?
手術前の禁煙はとても大切です。
喫煙者は非喫煙者と比べて、以下のような周術期合併症のリスクが高まります。
喫煙による手術リスク
・全身麻酔中の気道トラブルが起こりやすくなる
・手術後に咳や痰が増え、肺炎などを起こしやすくなる
・傷が治りにくくなり、痛みが強くなる
・創部感染のリスクが増加する
少なくとも手術の2〜4週間前から禁煙を開始することで、これらの合併症リスクを大きく減らすことができます。
「手術の直前だけ我慢すればいい」と思われる方もいますが、禁煙の効果が出るには一定の期間が必要です。
できる限り早く禁煙を始めてください。
日本麻酔科学会が作成した禁煙リーフレットも参考にしてみてください。
鼠径ヘルニア(脱腸)手術前に感染予防が大切な理由は?
手術前に新型コロナウイルス感染症などに罹患してしまうと、手術の延期が必要になります。
手術前は人混みを避け、マスクや手洗いなどの感染予防対策を徹底しましょう。
新型コロナウイルス感染後の手術について
日本麻酔科学会の提言では、感染後2週間以内は待機的手術を行うべきではないとされています。
感染直後は周術期合併症のリスクが高まり、周囲への感染リスクもあります。
急性期を過ぎても症状が続く場合があるため、当院では感染確認後4週間を目安に手術日程を設定しています。
発熱や体調不良が続く場合も同様です。
体調が優れない場合は、無理をせず必ずクリニックにご連絡ください。
鼠径ヘルニア(脱腸)手術前に予防接種してもいいですか?
手術の前後は2週間以上の間隔をあけて予防接種を受けましょう。
手術と予防接種の間隔が必要な理由
・手術を受けると一時的に免疫力が低下し、予防接種の効果が低下する
・予防接種後の副反応(発熱・倦怠感など)と手術後の症状が区別できなくなる
・十分な間隔をあけることでこれらのリスクを避けられる
ワクチン接種を予定されている場合は、手術日との兼ね合いを事前にご相談ください。
鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術前の身体準備
手術前の準備は施設によって細かな指示が異なるため、必ず担当施設のオリエンテーションに従ってください。
以下は、当院で患者さんに伝えている準備の内容です。
絶食・絶飲
胃の中に飲食物が残った状態で麻酔をかけると、手術中に嘔吐して気道に詰まる誤嚥(ごえん)を起こす危険があります。
決められた飲食の時間を必ず守ることが大切です。
麻酔中に何が起きているのか? 鼠径ヘルニアの腹腔鏡手術(お腹に小さな穴を開けて行う手術)は、全身麻酔で行います。 全身麻酔がかかると、体には大きな変化が起きます。・意識がなくなる ・のどの反射(嘔吐反射・嚥下反射)がなくなる ・気道を守る筋肉の働きがなくなる通常、...
服薬・サプリメントの確認
血液をサラサラにする薬(抗凝固薬・抗血小板薬)や、血圧・糖尿病の薬、ピルなどは、術前に休薬が必要な場合があります。
市販薬やサプリメント(魚油・ビタミンEなど)も出血リスクに影響することがあります。
自己判断で中止・継続せず、必ず術前診察時にすべての薬を伝えてください。
指輪・アクセサリー類
指輪・ネックレス・ピアス・時計・ヘアピン・カラーコンタクトなどはすべて外します。
手術中に使用する電気メスとの干渉や、皮膚への圧迫・熱傷のリスクがあります。
手術中に浮腫(むくみ)が生じると指輪が外せなくなることがあります。
化粧・マニキュア・香水
マニキュアやジェルネイルは、指先の血中酸素濃度を測るパルスオキシメーターの測定精度を低下させます。
ファンデーションなどの化粧は、皮膚色の変化(チアノーゼなど)の確認を妨げます。
香水・コロンも手術室内ではお控えください。
入浴・清潔ケア
皮膚を清潔に保つことは術後感染のリスクを下げますので、前日は入浴してください。
腹腔鏡手術では臍(へそ)付近を切開するため、へその汚れも丁寧に洗ってください。
当日はゆったりとした着脱しやすい服装でお越しください。
こんな場合はすぐにご連絡ください
・ヘルニアが飛び出したまま戻らない(嵌頓の疑い)→ 最寄りの救急病院へ
・手術前に発熱・体調不良が起きた → 迷わず当院へご連絡ください
鼠径ヘルニア手術直後の状態について 当院では全身麻酔下で手術を行っています。 手術中は完全に意識がなく、痛みも感じません。手術が終わり麻酔薬の投与を止めると、徐々に意識が戻ってきます。 目が覚めた直後は強い眠気や体のだるさを感じることが多く、放っておくとそのまま眠ってしまうこと...
鼠径ヘルニア(脱腸)の治療は当院に相談を!
大宮駅から徒歩3分にある埼玉外科クリニックでは、腹腔鏡による鼠径ヘルニアの日帰り手術を行っています。
当院は最難関の内視鏡外科技術認定医(ヘルニア)の資格を持ったヘルニア外科医による腹腔鏡手術が受けられる、日本でも数少ない外科クリニックです。
ヘルニア外科医の院長松下が、責任持って手術を行います。
鼠径ヘルニア(脱腸)でお悩みの方は、まずは当院のヘルニア外来に受診してご相談ください。

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当ビル1階入口に駐車場(1台、無料)
満車時はコインパーキング(有料)をご利用ください
埼玉外科クリニック鼠径ヘルニア日帰り手術センター
〒330-0854
埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-268エイコービル3階
048-650-2555(鼠径ヘルニア専門外来の予約専用)
診療時間:9:00〜17:30【完全予約制】
定休日:日曜・祝日
受付開始 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
午前 8:50〜 | 手術 | 手術 | 手術 | 手術 | 手術 | 手術 | 休 |
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