鼠径ヘルニア（脱腸）の日帰り手術の流れ【受診から術後まで】

患者さん

鼠径ヘルニア（脱腸）の日帰り手術の流れを教えて下さい。

院長松下

当院における鼠径ヘルニアの日帰り手術の流れを、順に説明します。ヘルニア外科医が日帰り手術の実際の流れについて詳しく解説します。

鼠径ヘルニア（脱腸）の日帰り手術の流れ

受診１回目：外来に受診　約1時間〜1時間半

保険証と、持っている方はマイナンバーカードやお薬手帳、紹介状を持参してください。

診察して診断し、病状や治療方法について説明を受けます。
手術を受ける場合は、術前検査、手術オリエンテーションがあります。

術前検査は採血、心電図、肺機能検査、超音波検査、CT検査などを必要に応じて行います。
手術オリエンテーションでは、手術当日や手術後のことについて、パンフレットを見ながら説明を受けます。

診察や検査費用は、3割負担で約5,000〜6,000円（術前検査を行った場合）です。
手術に関して大きな問題がない場合は、術前の外来受診はこの1回だけです（数回受診が必要になることもあります）。

2024.09.04

鼠径ヘルニア（脱腸）手術前に注意することは？禁煙は必要？予防接種は？

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受診２回目：手術当日　約4時間

術前に剃毛や下剤、浣腸などの処置はしません（鼠径部切開の場合は手術中に医師が剃毛します）。
来院したら、個室で手術着に着替えて準備します。

30〜60分後に手術室に歩いて入室します。
麻酔が始まると数秒で意識が無くなり寝てしまいます。
手術は全身麻酔で行いますので、手術中に意識はなく、痛みは全く感じません。
手術時間は1時間弱です。

手術が終わり、目が覚めたら、ベッドで寝たままリカバリー室に移動します。
その20分後に歩いて個室に戻り、水を飲み、約2時間後には帰宅できます。
来院してから帰宅までが約4時間です。

2024.05.06

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帰宅方法

手術後は帰宅するまでの道のりが最も重要です。
家族や友人に迎えに来てもらい、車（本人は運転できません）やタクシーで帰ることをお勧めしています。
公共交通機関で帰宅する場合は、介助する家族や友人の同伴が必須です。

クリニック近隣のホテル

自宅まで1時間以上かかる遠方の方は、クリニック近隣のホテルに1泊宿泊して、翌日自宅に帰ることをお勧めします。
クリニックからできるだけ近い徒歩3分以内のホテルをご案内しています。

• ダイワロイネットホテル大宮西口
• カンデオホテルズ大宮
• エクセルイン大宮
• ホテルメイン大宮

帰宅後

手術後に24時間連絡可能な緊急連絡先をお伝えします。

帰宅後は日常生活や食事に大きな制限はなく、当日からシャワーOKです。
手術当日は乗り物（車や自転車など全て）の運転はできません。
仕事はできれば2,3日余裕をもって休むことをお勧めしていますが、体調や痛みに応じて、翌日から仕事をしても問題ありません。
溶ける糸で傷を縫うので、抜糸は不要です。

手術翌日に電話で病状を確認し、経過をフォローします。

2023.01.15

鼠径ヘルニア（脱腸）手術後の注意点は？力仕事や仕事復帰は？

鼠径ヘルニア（脱腸）手術の直後はどんな状態？ 全身麻酔中（手術中）は全く意識がありません（完全に寝ている状態です）。 全く動かず、全く痛みも感じません。手術が終わり麻酔が覚めてくると、次第に意識がはっきりしてきます。 最初は眠くて、体がだるく感じられ、放っておくと勝手に寝て...

受診３回目：手術1週間後　約10〜15分

手術の1週間後に外来で診察します。
ほとんどの患者さんはこれで受診は最後となりますが、必要があればその後も経過をフォローします。
遠方で受診が困難な方は、個別に相談します。

鼠径ヘルニア（脱腸）の治療は当院に相談を！

大宮駅から徒歩3分にある埼玉外科クリニックでは、腹腔鏡による鼠径ヘルニアの日帰り手術を行っています。
当院は最難関の内視鏡外科技術認定医（ヘルニア）の資格を持ったヘルニア外科医による腹腔鏡手術が受けられる、日本でも数少ない外科クリニックです。
ヘルニア外科医の院長松下が、責任持って手術を行います。
鼠径ヘルニア（脱腸）でお悩みの方は、まずは当院のヘルニア外来に受診してご相談ください。