鼠径ヘルニア(脱腸)を放っておくとどうなりますか?
もし鼠径ヘルニア(脱腸)を手術しないで放置しても、すぐには困らないので、そのまま放っておかれることがあります。
相談した医師によっては、様子を見ましょうと言われてしまうことがあります。
鼠径ヘルニアを放っておくと、徐々に膨らみが大きくなり、陰嚢まで腫れてしまうことがあります。
また、痛みや違和感などの症状が強くなることもあります。
経過観察する場合、症状が悪化してくるため、毎年10%程度の割合で手術になったという報告もあります。
術前に痛みが強いと、術後にも痛みが残りやすく、悪化することで手術が難渋してしまうと、合併症のリスクが増加します。
鼠径ヘルニアの治療は緊急性がないものの、自然に治ることはなく、徐々に悪化するので、悪化しないうちに手術することをお勧めします。

2023.01.01
鼠径ヘルニアの日帰り手術
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