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虫垂炎の院長コラム

虫垂炎(盲腸)の前兆はどんな痛み?初期症状は?

虫垂炎(盲腸)の前兆はどんな痛みでしょうか?

虫垂炎に特徴的な初期症状には、順番があります。
外科医の院長松下が、虫垂炎の初期症状について説明します。

虫垂炎(盲腸)の前兆はどんな痛み?

虫垂炎(盲腸)は右下腹部が痛くなると思っている人が多いですが、前兆としてみぞおち(心窩部)から臍(へそ)周囲の鈍い痛みを感じることがよくあります。

痛みを感じて2,3時間後に、吐き気や嘔吐があります。
虫垂炎では、前兆の順番が逆に現れることはほとんどありません。
虫垂炎の前兆は胃腸炎の症状ととても似ているため、この時点で区別するのはとても難しいです。

虫垂炎(盲腸)の初期症状とは?

虫垂炎(盲腸)の典型的な初期症状は、みぞおち(心窩部)から臍(へそ)周囲の痛み ⇒ 悪心(吐き気)・嘔吐 ⇒ 右下腹部に痛みが移動 ⇒ 37度の微熱の順番に出現します。

症状が出現する順番が診断に重要で、この順番通りの場合は虫垂炎の可能性が高くなります。
歩いた時にお腹に痛みが響く時は、悪化して腹膜炎を起こしている可能性が高いので、すぐに救急病院に受診してください。
発症からの期間が2日以上経過、38℃以上の発熱、お腹全体が痛む時は、虫垂が穿孔していたり、膿瘍形成していることが疑われます。​

虫垂炎(盲腸)を放置する危険性とは?

虫垂炎は急激に悪化する可能性があります。
疑いがある時は、すぐに救急病院に受診することをお勧めします。

院長 松下公治

院長 松下公治

この記事は埼玉外科クリニック院長松下が執筆。腹腔鏡による鼠径ヘルニアの日帰り手術を専門に研究。外科専門医、消化器外科専門医・指導医、内視鏡外科技術認定医(ヘルニア)。

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