受診予約
鼠径ヘルニア
虫垂炎
当院について
アクセス
虫垂炎の院長コラム

虫垂炎(盲腸)は何科に受診すればいいですか?

虫垂炎(盲腸)は何科に受診すればいいのでしょうか?

外科医の院長松下が、虫垂炎は何科に受診するといいのか説明します。

虫垂炎(盲腸)は何科に受診すればいいですか?

虫垂炎(盲腸)の典型的な症状であれば、外科(消化器外科)を受診すれば良いのですが、腹痛の原因は多種多様で自己診断は難しいです。

まずは、内科(消化器内科)を受診し、虫垂炎が疑われた時点で外科に紹介されることが多いです。
痛みが強い時は、救急車で救急外来を受診するケースも多いです。

虫垂炎(盲腸)を診断するための検査とは?

虫垂炎(盲腸)を診断するためには、腹部の触診を行い、圧痛の部位や痛みの程度などを診ます。

血液検査で白血球数、CRPを測定し、炎症の程度を確認します。
造影CT検査(感度95%、特異度96%)で、腫大した虫垂を確認することで、虫垂炎と診断します。
糞石(便の固まり)による閉塞が原因の時は、糞石がCT検査で確認できることもあります。
腹部超音波検査やMRI検査を行うこともあります。​

虫垂炎(盲腸)以外にどんな病気の可能性がありますか?

虫垂炎と同じような症状の病気はたくさんありますので、正確に診断することが重要です。

虫垂炎と鑑別が必要な病気としては、虫垂腫瘍(癌、カルチノイド、粘液性腫瘍など)の可能性が約1%あります。
また、腸炎、大腸憩室炎、メッケル憩室炎、炎症性腸疾患、腸管穿孔、大腸がん、尿管結石、産婦人科疾患など様々な病気の可能性があります。​

院長 松下公治

院長 松下公治

この記事は埼玉外科クリニック院長松下が執筆。腹腔鏡による鼠径ヘルニアの日帰り手術を専門に研究。外科専門医、消化器外科専門医・指導医、内視鏡外科技術認定医(ヘルニア)。

関連記事

PAGE TOP