外科研修にお勧めの本【研修医・専修医向け】

患者さん

外科研修にお勧めの本があったら教えて下さい。

院長松下

外科研修にお勧めの本について詳しく解説します。

研修医が外科研修する際にお勧めの本

研修医が外科研修で習得してほしい将来に役に立つ本だけを厳選しました。
外科医志望でない研修医にもお勧めできるものばかりです。

急性腹症の早期診断 第2版

Cope’s Early Diagnosis of the Acute Abdomen 22nd editionの邦訳です。
経験から得られたメッセージが満載で、腹痛の奥深さが理解できます。
急性腹症の名著で、必読の書です。

ブラッシュアップ急性腹症 第2版

腹痛の診察から診断、そして個々の腹部救急疾患までを、最新の知見に基づいて詳しく解説しています。
救急外来で腹痛を診る時に必携です。

ブラッシュアップ急性期外科

急性虫垂炎、腸管閉塞・穿孔・虚血・出血、急性膵炎、食道破裂について、最新の知見に基づいて詳しく解説しています。
救急外来で腹部疾患を診るのに役立ちます。

ICU/CCUの薬の考え方、使い方 ver.2

ICUやCCUでの薬の使い方に関して、秀逸な説明が書かれています。
薬だけでなく、クリティカルケアのノウハウも満載です。
重症疾患の全身管理に必携です。

抗菌薬の考え方,使い方 ver.5

外科では毎日抗菌薬を使うので、感染症や抗菌薬の知識は非常に重要です。
抗菌薬に関してはこの本が最高です。

麻酔科研修チェックノート 改訂第7版

手術の麻酔に関しては間違いなくこの一冊です。
まずはこれを使いこなせるようになることを目標にすると良いです。

専修医が外科研修する際にお勧めの本

外科専門医を目指す専修医が外科研修で習得してほしい本を厳選し追加しました。

消化器外科専門医の心得

消化器外科専門医試験に準拠した日本消化器外科学会が発行する公式テキストです。
専門医試験にも役立ち、知識が網羅されているので、教科書として最適だと思います。
» 消化器外科専門医の心得（日本消化器外科学会）

イラストレイテッド外科手術 第3版

消化器外科の代表的な手術について、その手技や手順を詳しいイラストとともに説明しています。
手術前には読み直し、頭の中でシュミレーションすると良いです。

ネッター解剖学アトラス原書第7版

手術を執刀するようになると、解剖学アトラスは必携です。
美しいイラストを使って、詳細な解剖が図示されています。
手術前にCTやMRIの画像を見ながら、アトラスで解剖をイメージすることが大切です。
術中は、実際には見えていない部分の解剖もイメージできると良いです。

各疾患のガイドライン

自分自身が扱う疾患のガイドラインは必ず読み、標準治療を把握しておく必要があります。
» Mindsガイドラインライブラリ
» 東邦大学・医中誌 診療ガイドライン情報データベース
» 日本癌治療学会 がん診療ガイドライン

癌取扱い規約抜粋 消化器癌・乳癌 第14版

これがないと仕事にならないと言ってもいい本です。
外科医の白衣のポケットに入っている本で、最も定番と思われる一冊です。

鼠径ヘルニア（脱腸）の治療は当院に相談を！

大宮駅から徒歩3分にある埼玉外科クリニックでは、腹腔鏡による鼠径ヘルニアの日帰り手術を行っています。
当院は最難関の内視鏡外科技術認定医（ヘルニア）の資格を持ったヘルニア外科医による腹腔鏡手術が受けられる、日本でも数少ない外科クリニックです。
ヘルニア外科医の院長松下が、責任持って手術を行います。
鼠径ヘルニア（脱腸）でお悩みの方は、まずは当院のヘルニア外来に受診してご相談ください。